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大須戸能2018の日程・料金・駐車場・アクセス方法まとめ

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江戸時代後期から大須戸集落の住民の間で伝承されてきた能狂言「大須戸能」は、昭和30年に新潟県の無形文化財に指定されました。

毎年4月3日に能の里・大須戸の八坂神社にある能舞台で能と狂言が奉納され、8月15日に薪能(たきぎのう)としても公開されます。

そんな大須戸能の特徴やお得情報、開催地等の詳細をご紹介していきます。

大須戸能とは?

大須戸能は、大須戸地区の住民によって伝承されてきた能狂言で、山形県庄内地方に伝わる黒川能の系統を引き継いでいます。

大須戸能は、1844年に庄内黒川の能役者 蛸井甚助が大須戸に逗留した際に、村人が数年にわたって指導を受けたのが起源とされています。

1851年3月に鎮守・八坂神社の社殿で初めて演能されました。

能が神事として演じられたのは、昭和7年に八坂神社が村社に昇格してからで、以前は1月11日の山神祭の日と、4月3日の節句に演じられていました。

現在は、毎年4月3日に大須戸・八坂神社の能舞台で行われる定期能と、8月15日に朝日みどりの里 日本庭園特設会場で行われる薪能を鑑賞することができます。

ちなみに大須戸能は、“大須戸集落に住んでいる男性、大須戸から他所に行った男性、大須戸に婿に来た男性”など、大須戸に関係がある男性しかできません。

大須戸能のおすすめポイント

大須戸能の特色についてお伝えしたいと思います。

一語一語に“ナビキ(=ビブラートのこと)”が付く謡や、笛方がほかの囃子方に対して直角の位置につくなど、黒川能の形態と共通する部分が多く見られます。

黒川能が頭屋の座敷や春日神社拝殿内という屋内で行われるのに対し、大須戸能は当初から能舞台での演能で伝承されているため、謡・囃子・所作ともに黒川能より大きめになっています。

使用される装束は、近年は専門店から購入したもののほか、晴れ着や帯地などを利用したものもあり、地域の人々の能に対する工夫が見られます。

大須戸能の詳細

平成30年度の大須戸能の定期能が決定しました! *変更となる場合もあります。

能「高砂(たかさご)

肥後国阿蘇神社の神主友成が、従者2人を連れて都へ旅立った。

途中播磨国高砂の浦に立ち寄ると、老翁と老婆が来て松の木陰を掃き清めるので「高砂の松とはどの木か」と尋ね「高砂・住の江の松は国を隔てた土地で あるのになぜ相生の松と言うのか」と問うた。

老翁は、「今、木陰を清めているのが高砂の松で、たとえ山川万里を隔てても夫婦の愛は通い合うもの」と言い、高砂・相生のいわれをのべ、さらに松についてめでたい故事をあげ、「自分らは高砂、住の江の相生の松の精が夫婦として現れた姿で、住吉にて待つ」と言い、舟で沖へ消えた。

~中入~

「高砂や、この浦舟に帆をあげて、月もろともに出汐の、波の淡路の島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住の江に着きにけり」 と、友成も浦人の舟で住の江に着くと、住吉明神が出現し、春景色を賞し、制代を祝って舞(神舞)を舞う。

「千秋楽は民を撫で、万歳楽には命を延ぶ。相生の松風颯々の声ぞ楽しむ、颯々の声ぞ楽しむ」と民の安全と君の長寿を祈願し、松吹く風の音に平和な響きを楽しむ。

狂言「針立雷(はりたてかみなり)」

都には名医がたくさんいるので、私のような藪医者は成功しない。

“地方へ行って金をたくさん稼いで、今度帰郷する際は馬を買って帰ろう”と出発する。  途中、広々とした草原に出る。

“この広い所で雷に合ったら恐ろしい”と案じていたが、天候が一変して雷の音がだんだん強くなり、ついに落雷に出遭う。雷は藪医者のそばに落ち、腰を打ちケガをした。

医者に治療を願うが、医者は「人間であれば治療ができるが、雷のことは治療をしたことがない」と拒否する。

雷が「治療をしないとこらしめる」と言うので、医者は仕方なく恐る恐る治療する。

治療を願われた医者は、薬も持っていないため治療に困るが、幸いにして針を持っていたので、針治療をして雷を元気な体に回復させた。

元気になった雷は早々に天に帰ろうとするが、医者に治療代を請求される。

雷は、「治療代など持っていないので、代わりに何か願い事はないか」と問う。

医者は、「それならば、水害とか火災等の災害がないよう一千年の間安全にしてもらえれば治療の代わりにしよう」と約束する。

回復した雷は喜び、謡を謡い、舞を舞い、感謝しながら元気に天に帰っていく。

能「土蜘蛛(つちぐも)」

病床にあった源頼光の元へ、侍女の胡蝶が典薬頭からの薬を持って見舞いに来たが、夜昼の境も知らない程の病状であり、“もうダメだ”と思い沈んでい る。

胡蝶は心細くなっている頼光を励まして退場する。

夜更けに、今度は誰とも分からない怪僧が現れ、古歌を詠じるや、頼光に千筋  の蜘蛛の糸を投げかける。

頼光が枕元の膝刃を抜いて斬りかかると、その怪僧は消え失せる。

~中入~

駆けつけてきた獨武者に、頼光は一部始終を語る。 武装した獨武者は流れた血を追って、古塚に行き当たる。

それを、数人の従者とともに崩していると、塚の内より土蜘蛛の精が現れる。

土蜘蛛の精は、蜘蛛の糸を投げかけ獨武者たちを苦しめたが、獨武者はついに斬り伏せ、首を落として都へ帰る。

料金

入場無料

日時

2018年4月3日(火) 13:00~

開催場所

大須戸「八坂神社能舞台」にて演能

八坂神社境内/新潟県村上市大須戸

2018年8月15日(水)は、朝日みどりの里(日本庭園特設会場)/新潟県村上市猿沢

交通アクセス

八坂神社

車:大須能・八坂神社 日本海東北自動車道「朝日まほろばICから国道7号経由、車で約15分

朝日みどりの里

車:日本海東北自動車道「朝日まほろばIC」から国道7号経由、車で2~3分

駐車場

普通車:あり

お問い合わせ先

村上市役所生涯学習課
TEL:0254-53-7511
FAX:0254-52-4133

まとめ

能や狂言についてはほとんど無知な私でも楽しめそうです。

その土地に住む人たちに代々受け継がれてきた農村の伝統芸能、素敵ですね。

黒川能から派生した大須戸能ですが、大須戸の色を足していくことで、また少し違った民族芸能となっています。

地元の方々は、「大須戸能を見ると春が来たなと感じる」そうです。

長かった冬がやっと過ぎ去って、暖かく優しい春はもうすぐそこまで来ています。

今年も楽しめること間違いなしの演能をぜひ見にいらして下さい。

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