室町時代である1515年に建てられた能生白山神社。
茅葺きの屋根が特徴の社殿があり、その歴史ある建物は、国の重要文化財に指定されています。
宝物殿の中に納められているものにも、木造聖観音立像など重要文化財や重要有形民族文化財に指定されたもの、歴史的に貴重とされるものがあります。
神社の周りにある山に国の天然記念物のヒメハルゼミが生息する場所があり、初夏の頃に一斉に鳴き始め、そちらは日本の音風景百選に選ばれています。
そんな能生白山神社で行われる春季大祭の開催日程など詳細な情報をご紹介していきます。
目次
能生白山神社春季大祭の特徴
毎年4月の24日に新潟県糸魚川市にある能生白山神社で行われるお祭りです。
振舞・候礼・童羅利・地久・泰平楽・弓法楽・児抜頭・輪歌・能抜頭・納曽利・陵王という11曲の舞楽と獅子舞が奉納されます。
最後にある陵王という演目は、夕日を背景にして舞われる神秘的な雰囲気があります。
舞楽は「能生の舞楽」として、国の重要無形民族文化財に指定されています。
周辺には能生港灯台や奴奈川姫の産所などの観光名所の他に、車で約27分の場所に親不知ピアパークという道の駅があります。
親不知ピアパークには、翡翠の展示館などもあります。
お時間がある方は、周辺をいろいろ見て回るのもおすすめです。
能生白山神社春季大祭の基本情報
開催日
2018年4月23(水),24日(火) (毎年4月23,24日)
※荒天の場合翌日に順延となります。
開催スケジュール
4月23日
- 15:30~ 夕祭の行列
- 17:00~ 夕祭(宵宮祭)
4月24日
- 7:30~ 社参の行列
- 8:00~ 御庭祓、七度半の使い
- 9:00~ 御神嚮の打出し
- 12:00~ 御神嚮の打止め、供饌進、黙礼の式
- 13:00~ 舞楽11曲上演、神霊還御
- 18:00~ 下向の行列
舞楽は神社境内にて行われます。
時間帯は、進行の具合によって前後する場合があります。
出店情報
出店あり (時間帯などは不明)
住所・電話番号
場所:能生白山神社 糸魚川市能生7238
問い合わせ:糸魚川市文化振興課
電話:025-552-1511
駐車場
無し
交通アクセス
電車:越後トキめき鉄道能生駅から歩いて約20分
車:北陸自動車道 能生ICから車で約5分
まとめ
伝統ある舞の様子など、歴史の一部に触れ合うことができる能生白山神社春季大祭。
日本の昔から今に伝えられた舞を直に見ることができる貴重なお祭りです。
普段なかなか神社に行く機会がない方も、このような機会に行ってみて時の流れを肌で味わってみてはいかがでしょうか。